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2009年9月 8日 (火)

病巣感染を考えるフォーラム

昨年7月に参加した「病巣感染を考える」フォーラムが10月11日(日)に開催される。私はこのフォーラムで体の中に感染部位をもつことがいかに悪影響を及ぼすか、また、さまざまな疾患を誘発させること、菌が別の菌を呼び寄せることの恐ろしさを学んだ。

そして、歯、口腔内の健康を維持する大切さについて頭の中に刻み込んだ。

また、堀田先生の講義でのスライドのビデオで、外見は何の異常もない扁桃腺をメスで切り取ると、白い菌の塊がニョロリと出てくるさまに圧倒された。

まさか、自分もそうなのかと思ったが、その通り、その後に扁摘をすると菌塊があり、癒着もひどく、IgA腎症の原因のひとつとして大きな影響を与えていたことがわかった。私の場合は、扁桃が埋没型であることから、外見からは医師は扁桃に炎症があるのかどうかは判断できない。

IgA腎症の進行とともに、蕁麻疹がひどくなっていったが、昨年は歯(根管治療と抜歯)、今年になって扁摘、副鼻腔炎や鼻咽腔の治療など、病巣の徹底的な根治治療を行ったところ、蕁麻疹が出なくなっている。

やはり、体内に感染があると皮膚疾患をも起こすのだと実感した。慢性腎炎で蕁麻疹をも併発している患者さんはけっこういるようだけれども、それが病巣感染からきていることは医師であっても理解していないことが多い。

皮膚科のクリニックに通院していたが、ただ薬を処方してもらうだけで、根本的な治療をしてもらったことはない。医師は蕁麻疹にはさまざまな原因があり、いつのまにか治ってしまうひともいるというが、特に蕁麻疹の原因を究明しようという姿勢がなかった。

腎内医師でさえ、いまだにIgA腎症と病巣感染の関係を理解していない方が圧倒的に多いのだから、無理もない。

私自身もアレルギー体質だから仕方がないのかと、以前はあきらめ気味であった。

また、蕁麻疹は直接、命にかかわる病気ではないとの認識からか、薬を処方し続けることで施設の運営を成り立たせているように感じるところもある。

これではいつまでたっても治らない。それどころか体内に病巣を持ち続ければ、腎臓の炎症や皮膚疾患だけでなく、脳、心臓、血管といった体の重要な器官の疾患をも併発させ、命を落とすことさえあるのだ。

蕁麻疹でさえ、決して軽く考えてはいけない。

加えて、病巣があることで、インフルエンザや風邪などの感染症にかかりやすくなるのだ。そして、重症化しやすい。新型インフルエンザの国内での死亡者の一人目と二人目の方は、透析を受けられていた。腎臓病の種類までは聞いていないけれども、おそらく、病巣感染をずっともたれていたことだろう。

また、3人目の死亡者の方は心疾患の既往をお持ちだった。

腎不全になってしまっても今は透析があるから、それで死ぬことはないが、病巣を体内に宿したままでいると、ありとあらゆるリスクが起こる。

扁桃腺は免疫をつかさどる器官であるから、除去しないほうがよいという考え方の医師もいる。実際、そのようなことを医師から聞いたこともある。

これは完全に誤りだ。

むしろ、感染した扁桃をもっていること自体が、感染症を誘発させているのだ。現実には扁摘をしたほうが、逆にその後は風邪やインフルエンザなどの感染症の発症リスクが抑えられる。この事実を知れば、扁摘を躊躇する理由などなくなる。

今回のフォーラムは主に歯と皮膚疾患との関連についての講義が行われる。

また、第2部のグループ懇話会では、1時間ほどグループ別に分かれて質疑応答の時間も設けられている。堀田先生も参加される。IgA腎症で気になることがある方は、堀田先生に直接お会いして質問できるよい機会だ。

ご関心のある方は、下記からお申し込みください。

口から始まる全身の病気 病巣感染を考える フォーラム

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病巣感染を考える

医療の統合から医・食・農全体へと生命の健全さをめざし出版された「食生活と身体の退化」。

さらに「虫歯から始まる全身の病気」 が出版されて一年、医歯学界各方面からの反響とともに、口や歯と全身の様々な疾患の関連性が寄せられています。

現場の医師や歯科医師の方々による実際の症例を踏まえながら歯や口の疾患と全身の疾患から、今後の医療改善や健康増進の方向を探ります。

今回は二部に分け、第一部(10:00-14:40)では医師・歯科医師による口腔疾患と全身疾患の症例、第二部(14:45-16:00)では参加者と現場の医師・歯科医師らによるグループ懇談を用意いたしました。

皆様の参加をお待ちしています。

日時: 平成21年10月11日(日) 9:45-16:00(受付9:00より)
会場: 日本歯科大学九段ホール(地下1階)(地図裏面) 定員:190名
千代田区富士見1-9-20 TEL03-3261-8311
会費: 専門職 5000円、 一般 3000円
問合せ: 06-6852-0446
   
杉本 叡 歯科医師 押村 進 歯科医師 高橋 愼一 医師 土居 元良 歯科医師

プログラム
1部:歯性病巣感染による疾患

9:45開演

10:00-10:50
●「医科と連携した混合感染(歯性病巣感染を含む)が関与する全身疾患を考える」
講師 杉本 叡 
大阪府柏原市開業歯科医師 
米国歯内療法学会会員 

11:00-11:50
●「歯科と連携して治療する皮膚疾患」
― とくに歯性病巣においてー 
講師  押村 進 
名古屋市開業歯科医師 
藤田保健衛生大学客員講師

昼食12:45-13:45
●特別講演 「歯科との連携で治す 病巣感染が関与する皮膚疾患」
講師  高橋 愼一 
東京歯科大学市川総合病院皮膚科教授 

13:50-14:40
●市民講座 「歯周治療におけるブラッシングの役割」
講師 土居 元良 
東京都開業歯科医師 
恒志会理事長

2部:グループ懇話会
グループ分かれての懇話会を行います。担当医を囲み少人数のグループで懇談し、日頃気になっていることを直接お聞きになることもできます。 

14:45-15:00
担当者紹介

15:00-16:00 
●医・食・農 グループ懇談
担当者
医療    高橋 慎一 (皮膚科)
堀田 修 (腎臓内科)
押村 進 (歯科医師)
恒志会理事
農と食   山田 勝巳 (有機農家)

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コメント

こんにちは。Sachiさん、拓ママです。
私の息子ですが、9月に入りすぐに扁摘を受け経過も良く、明日には退院の予定です。息子もあまり扁桃腺で熱をだすという事はあまりなかったのですが、手術してみると特に右側の方が癒着が強かったそうで、炎症を繰り返していたことが考えられ、腎臓への影響も大きかったのではないかと耳鼻科の先生から説明を受けました。もともとは、息子の主治医は、小児科の先生であり、今回の入院中に腎臓内科の先生に紹介して頂き、今後の治療について相談することができました。小児科の先生からは内服での治療(カクテル療法)の説明しか受けておらず、以前Sachiさんにアドバイスして頂いて内服では、作用が異なり寛解目的ではないということから、絶対に仙台方式での治療を希望しようと決めていました。腎臓内科の先生は、仙台方式、イタリア方式、カクテル療法の3つについて詳しく説明して下さり「お母さんが後悔しない治療を受けてください。」とおっしゃてくださり、仙台方式を受けることになりました。中1で12歳の息子への副作用がどの程度のものか不安でありますが、光りが見えてきたような気がします。
Sachiさんのこのブログで、病巣感染のこと扁摘+パルス療法のことについて知る事ができ感謝しています。ほんとうにありがとうございます。今後もこのブログを励みにして寛解をめざし頑張って行きたいと思います。

投稿: 拓ママ | 2009年9月 8日 (火) 11時45分

拓ママさん、こんにちは。Sachiです。

扁摘で癒着が強かったとのこと、病巣を除去することができてよかったですね。

また、前回のコメントで、扁摘の後はパルスがなく経口のステロイドでの治療に入るとおうかがいしていましたので、今回は、仙台方式でのパルスを腎臓内科の先生が説明くださり仙台方式での治療を受けられることを聞き、安心しました。

病院や医師によって、IgA腎症の治療方法に違いがあり、知識の差もあるのが現実です。

そして、運悪く、扁摘パルスの知識や実績がない病院に通院しているIgA腎症患者さんがいまだ圧倒的に多いのも実情です。

私も昨年までそうだったのですから。

患者は自分自身で情報収集して医師を選んでゆくことが、たいへん重要になります。

寛解、必ずやってきますよ。

投稿: Sachi | 2009年9月 8日 (火) 13時07分

はじめまして。

1%の塩化亜鉛水の処方してくださる病院を探していて、こちらにたどりつきました。

わたしは東京在住なのですが、なかなか見つかりません。
処方でなくても塩化亜鉛を使用して治療しているところを探しています。

ご存知あれば教えていただきたくカキコミさせていただきました。

いきなりの質問失礼致しました。

投稿: ぁい | 2009年9月11日 (金) 06時50分

ぁいさん、こんにちは。Sachiです。

ぁいさんはIgA腎症でしょうか。IgA腎症であれば、新宿の大久保病院で堀田先生の外来を受けられれば塩化亜鉛の塗布をしていただけると思いますが、塗布は1ヶ月に1度になり、それだけではあまり効果がないと思います。

湯島の耳鼻科に塩化亜鉛を塗布してくれるところがあるそうですが、病院名を存じておりません。その耳鼻科については堀田先生にお尋ねになるとよいかと思います。

投稿: Sachi | 2009年9月11日 (金) 07時51分

返信いただきありがとうございます。

わたしは腎炎ではありませんので、堀口先生には診ていただけないと思います。

なかなか塩化亜鉛を使われている病院はないのですねぇ。。

塩化亜鉛の点鼻薬を使いたいのですが、名前がわかりません。

sachi様は使われたことありますか?
名前の方ご存知であればよろしくお願い致します。

投稿: あい | 2009年9月11日 (金) 08時12分

あいさんへ
私も塩化亜鉛の治療を受けたくて以前探したことがあります。結局診療時間や場所の問題で行けていませんが・・・

湯島の耳鼻科は渡辺耳鼻咽喉科医院(TEL03-3836-0870)だそうです。

塩化亜鉛の治療はBスポット療法ともいうようです。塩化亜鉛の処方をしてくれるところはおそらくないと思うので耳鼻科で治療するしかないのでは?
「塩化亜鉛」や「Bスポット療法」という単語で検索するといくつか治療を行っている耳鼻科が出てくると思います。

投稿: クー | 2009年9月11日 (金) 11時24分

クーさん、素早い返信をありがとうございます。

クーさんは、そういえばこの件はよくご存じでしたね。

あいさんのお近くに、塩化亜鉛を使用していて、通院できる耳鼻科があるといいですね。

投稿: Sachi | 2009年9月11日 (金) 11時38分

Sachiさん、みなさんこんばんわ junです。

今日は2回目のパルス療法の後、初めての定期検診でした。この頃はちょっとダイエットもやる気がなく、運動も前ほど頑張れなくなっていたので(それでも週に4~5日はジム通いしてますが、時間が短縮)検査が正直憂鬱でした。検査の結果、初めて蛋白と潜血が-(マイナス)になりました。クレアチニン0.78。
尿の比重が1.005(ちょっと薄い)なのが若干気になりますが、パルス療法の効果が出ているということですよね?仙台方式でないことに少し不安がありましたが、
拓ママさんの主治医の先生のように3つの方式などの説明はなく始めた治療法でしたが、効果はあるんだと思ってよいのだと、やっと少しだけ肩の荷が下りた気がしました。まだまだあと2回のパルスが残っていますので、これからですが、また前向きに治療に向かうことが出来そうです。10月に3回目のパルス療法の入院日を決めてきました。とりとめのないことをだらだらと申し訳ないのですが、近況報告させていただきました。

投稿: jun | 2009年9月17日 (木) 22時01分

Sachiサン、お久しぶりです!扁桃腺の摘出手術から10日経ちました。やっと痛みが落ちついてきたところです。病理の結果、やはり菌があったそうで手術の際扁桃を器械でつまんだ時、中から膿みが出ていたそうです。私はもともと全然腫れはなかったのに、ちょっと驚きました。腫れていないから大丈夫ではなく、腫れてなくても細菌がいる場合があるということを身をもって実感しました!手術を受けて本当によかったです。パルスは10月になってからの予定です!

投稿: ゆき | 2009年9月17日 (木) 23時07分

junさん、こんにちは。Sachiです。

パルス1クール終了の早期に尿蛋白、潜血とも陰性になられたとは、とても良好ですね。junさんの努力の賜です。

これでもう安心して残りのパルスも受けられるでしょう。治療に前向きになれることはとてもよいことです。

このようになると、これまでの不安はどこへやら、腎臓のことさえあまり気にかけなくなります。精神的にも毎日落ちついて過ごすことができます。

それでもまだ無理はされないでくださいね。

投稿: Sachi | 2009年9月18日 (金) 05時13分

ゆきさん、こんにちは。Sachiです。

私も扁摘の際に、切断面から侵出物が出たと報告されています。悪い病原菌がいっぱい、その液の中につまっていたのだと想像すると、ぞっとしました。これまで長い間そんなものをかかえていたのですから、腎臓が炎症を起こすのも当然だと。

それにしても、以前から扁桃腺はちっとも腫れたことはないし、まったく異常はないと地元の耳鼻科でも言われていたのに。菌の巣窟となっていたことに驚きました。

それまでずっとためらっていた扁摘ですが、IgA腎症であれば、扁摘は必須の治療法であることを再認識したものです。

ゆきさんは、これからパルスですね。

扁摘が先行の場合、一時的に尿所見が悪化することがありますが(扁摘手術で人工的に炎症を起こさせているのですから当然のことです)、気にかけず、パルス後の効果を期待して過ごされてくださいね。

投稿: Sachi | 2009年9月18日 (金) 05時14分

Sachiさん、こんばんわ

私も扁桃腺はあまり腫れたことがなく、埋没していて膿もあったと聞いた時には、少し意外でした。
でもだからこそ摘出した意味があるのですよね。
まだまだ治療はこれからですが、前向きになれたこと、本当に良かったと思います。これからも近況報告させてくださいね。いつも感謝しています。ありがとうございます。

投稿: jun | 2009年9月18日 (金) 22時10分

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